命について
こんにちは!
現在、鹿児島ではほとんどの学校が再開され、部活や少年団の活動等も多少制限はあるものの行われている状況です。
7都府県ではコロナウィルス感染拡大防止の為緊急事態宣言が発令され、非常に大変な時期ではありますが、まだかなり自由が利く鹿児島は幸せな方ではないでしょうか。
ただ、昨夜鹿児島市内でも感染が確認され緊急ニュースが出ました。
今後いつ感染が鹿児島を襲うのか不安も大きいところだと思います。
私達は今スクール活動をしています。
感染を恐れるならやらない方が良いというのが正しいのかもしれないです。
しかし、子ども達にウィルスに対して何をしたら良いのか伝える事もすごく大事な事ではと考えています。
バスケットボールという競技は特性上、接触が多く感染のリスクが高いです。
そうならないようにスクール開催に当たり下記のような対策を取っています。
・人数を定員制にして、多くなり過ぎないようにしている。
・並ぶときはマーク等目印を置いて人と人との距離を置くようにする。
・体育館は窓を開けて換気を良くする。
・練習の前後、途中に石鹸による手洗いやアルコールスプレーでの消毒等を行う。
・当日自宅で熱が無いか必ず検温をして、咳や熱などの風邪の症状がある場合は練習参加を不可にする。
・練習参加2週間以内に熱があった場合は練習参加を不可とする。
また、練習は個人スキルに特化したメニューに変えています。
いわゆるクローズドスキルですね。
接触のあるものは0では無いですが、ほとんど行っていません。
それでも出来る事はたくさんあるし、むしろこんな時だからこそやれる事もたくさんあるのではと考え工夫を凝らしています。
そしてスポーツを教えるだけでなく、今個人個人でやるべき事を伝えています。
学校が始まり、子ども達はどこで感染するかわからない状況にあります。
友達が近くにいれば仲良く遊びたいし、ふざけたくもなります。
でも、それが大事な人の命を脅かす事に繋がるという事も考え伝えなければならないのではないでしょうか。
取り上げるのは簡単です。
でも、今後の為に伝えるという事もするべきかと思います。
「濃厚接触だからダメだよ」と、否定的に伝え不安を煽るよりも「こまめに手洗いうがいをきちんとすることが大事だよ」「友達とベタベタしないようにすることが大事だよ」と子ども達のメンタル面も考慮しながら優しく伝えていく事が重要じゃないでしょうか。
賛否両論あると思いますが、学校生活やスポーツの現場、鹿児島の現状をみてSEEDとしてやるべきことを判断しました。
この状況で練習試合を申し込まれた事もあります。
もちろん良くないと考えお断りしました。
危機感を持って対応しなくてはと考えました。
「自分達は大丈夫」は考えてはいけないものだと思います。
今後、スクールの開催は鹿児島のみならず日本の状況を見て検討していきます。
スクールに参加する以上、リスクも出てくるというのは間違いないですから。
大人として、指導者として何が子ども達にとって必要か、命を守る為に今何をすべきかを常に考えながら取り組んでいきたいと思います。
コロナウィルスが1日も早く終息し日常が戻ってくることを願っています。
SEED理事長
松岡 拓志